何も変わらない平穏な日々。人間と妖怪が手を取り合う幻想は未だ叶わないけれど、どれでも平穏だと笑い合える日々。そんな日々の中にゆっくりと近づく影の色……。それに気がついた時、少女たちは運命に飲み込まれていく。
・作品概要
・あらすじ
・世界観
・相関図
・登場人物
16歳の見習い魔法使いのホノカは、今日もいつも通り『事務所』の仕事にかられていた。そんなある日、ひょんな出来事から“うさぎ”という通り名の情報屋と出会ってしまう。彼女は一体何者なのか、兎の尾を追いかけるうちに、運命の歯車が狂っていっているとも知らず……。
天界・魔界からの襲撃に耐えながら、着実に真実に近づきつつあった彼らは、妖の最後の一体である悪夢が、力を取り戻していることに気がつく。以前に悪夢と一戦を混じえたことのある『研究所』のメンバーへ協力を仰ぎながら、妖を封じるために翻弄されることに。
和洋折衷現代ファンタジー×異能力バトルアクション×多種族抗争。人族、妖怪、魔族、神族、妖の5つの種族が生きており、彼らは理、生命、時、境界という4つの派閥に属している。科学技術よりも魔法技術が発達した世界。隣接する世界として、魔界と天界がある。
小さないざこざや種族間の対立などはあるものの、現在は基本的に平和な時代。望めばよっぽどのことがない限り、衣食住は手に入れられる。様々な地域や種族の文化が混じり合いながら共存している。
この世界を構成する要素であり、必ず一人一つの派閥に所属している。自らの希望でこれを変えることはできず、生まれたときにその者の性質として振り分けられる。それぞれの派閥は、お互いに影響し合っているが、同時に排他的でもある複雑な関係性。
彼らは派閥に縛られる代わりに、所属する派閥からの恩恵を受けることができる。一つの派閥に一人の管理者がいる。
現在はその派閥が失われ、所属する者がいなくなった派閥。管理者のいない派閥であり、4つの派閥を繋ぎ合わせる役割を持っていた。
失われてなお、今もまだ派閥の息吹を持つ者がいるとかいないとか……
器を用いて、妖を抑え込み、各々の派閥を守る者たち。種族の縛りはないが、世界を守るために永遠にも等しい時間を生きなければならない。
自らの管理している派閥を侵害する者がいないかを監視し、禁呪を扱う者を罰する任も持つ。必要があれば、対象の派閥を変える権限を持つ。
古来からこの地を守ってきた、伝統ある一族。彼らを称えるために、年に数回、二つの月が満月の一週間、『月花日色祭』が開かれている。
名前:赤石 穂香(あかいし ほのか)
年齢:16歳
能力:糸視(魔力を糸として見る)
種族:人間(魔法使い)
仮名:赤き星